医師のカード体験ノート

プラチナプリファードから乗り換える条件|マリオット・三菱UFJプラチナを年会費とポイント投資で比較

僕がメインカードを乗り換えるとしたら、目安は年会費を差し引いた後で、今より年間約5万円のメリットがあることです。ただし、それだけで即決するわけではありません。利用通知、アプリの見やすさ、そして貯まったポイントを投資に回せることも大切にしています。

今回は、気になっているMarriott Bonvoyのアメリカン・エキスプレス・カードと、三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードを、現在のプラチナプリファードと比較します。今は資産形成を優先する僕が、旅行特典をどう評価するかも整理しました。

公式情報確認日:2026年10月5日。本人の利用経験・価値観と、公式の商品情報、条件を置いた計算例を区別して記載しています。候補カードの使用経験を述べたレビューではありません。年会費は税込です。

比較するカードと、僕の現在地

現在の保有カードは3枚。普段の支払いはプラチナプリファード、楽天市場では楽天の通常カードを使っています。エポスカードはお気に入りのデザインで持っているものの、まだ使っていません。カードを絞った経緯は、前回の記事で紹介しました。

SBI証券では月10万円をプラチナプリファードで積み立てています。以前、楽天中心の環境から切り替えた際には、NISAの金融機関変更などの書類手続きも負担に感じました。再び生活インフラを変えるなら、その手間に見合う理由が必要です。

Marriott Bonvoyには通常カードとプレミアムがあります。今回は一方に決めつけず両方を掲載します。三菱UFJは三菱UFJニコス発行の「三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード」です。アメリカン・エキスプレスが直接発行する「プラチナ・カード」とは別商品です。

年会費・ポイント・主な特典の比較

項目プラチナプリファード(現在)Marriott Bonvoy 通常Marriott Bonvoy プレミアム三菱UFJプラチナ・アメックス
本人年会費33,000円34,100円82,500円22,000円
通常の買い物で貯まるポイント100円につき1 Vポイント100円につき2 Marriott Bonvoyポイント100円につき3 Marriott Bonvoyポイント1,000円につき1グローバルポイント
主な継続・旅行特典年間対象利用100万円ごとに10,000ポイント、最大40,000ポイント年間250万円以上の対象利用+継続で、最大50,000ポイント相当の無料宿泊1泊1室年間400万円以上の対象利用+継続で、最大75,000ポイント相当の無料宿泊1泊1室所定コースを大人2名以上で予約すると1名分無料のレストラン優待、プライオリティ・パス
ホテル会員資格本表では評価に算入しないゴールドエリート自動付与ゴールドエリート自動付与。年間500万円以上の対象利用でプラチナエリート本表では評価に算入しない
年会費負担の特徴ポイントを投資に回す現在の運用との相性を評価現在より1,100円高い現在より49,500円高い現在より11,000円安い

通常ポイントには対象外・付与率が異なる支払いがあります。Marriott Bonvoyの「100円で3ポイント」は現金3%還元という意味ではありません。グローバルポイントも使い道で価値が変わります。表は主な特典の抜粋で、全特典を金額評価したランキングではありません。

出典:三井住友カード/Marriott Bonvoyカード比較/Marriott Bonvoyポイント/三菱UFJニコス

証券口座は必要?「クレカ積立」と「ポイント投資」を分けて考える

カードで投資信託を買ってポイントを貯めることと、貯まったポイントで金融商品を買うことは別です。僕が重視するのは、後者まで無理なくつながることです。

項目プラチナプリファードMarriott Bonvoy(両券種)三菱UFJプラチナ・アメックス
カード保有・旅行特典のための証券口座不要。投資サービス利用時には別途必要不要。カード申込みにはMarriott Bonvoy会員番号が必要不要。投資サービス利用時には別途必要
クレカ積立の接続先SBI証券確認した公式カード案内では証券会社のクレカ積立特典を確認できず三菱UFJ eスマート証券
貯まったポイントを投資する方法SBI証券でVポイントを1ポイント=1円分として利用。登録・設定が必要確認した公式案内の主な用途は宿泊・マイル・体験。証券口座で直接投資する経路は確認できずグローバルポイントを直接使うことは不可。Pontaポイントへ交換し、対応証券口座でポイント投資する経路がある
口座を持っていない場合積立・ポイント投資にはSBI証券口座等の準備が必要ホテル特典のために証券口座を開く必要はないクレカ積立にはeスマート証券口座が必要。Ponta投資には対応口座と連携設定が必要
僕にとっての注意点既存の設定を使える投資より旅行に価値を振り向ける選択になる口座・ポイント交換・銀行連携などの管理項目を確認する必要がある

グローバルポイントは200ポイント→Pontaポイント800ポイントに交換できます(200ポイント以上、100ポイント単位)。三菱UFJ eスマート証券ではPontaで投資信託・プチ株を購入でき、au ID登録が必要です。SBI証券でもPonta投資に対応しますが、利用できるポイントはメインポイント設定等に左右されるため、現在のVポイント運用と同時にそのまま使えると決めつけません。

つまり、三菱UFJのカードを作ったら必ずNISAまで変更しなければならない、ということではありません。eスマート証券のクレカ積立は特定・一般・NISA口座に対応しています。どの口座で何を行うかを分けて考えます。

出典:SBI証券のポイント投資対応表/eスマート証券のクレカ積立/グローバルポイントの交換条件/Pontaポイント投資

三菱UFJの積立還元は、最大値と交換後の価値に注意

公式案内では、三菱UFJプラチナのクレカ積立は年間対象利用100万円以上などの条件達成で2.0%相当、700万円以上などの条件達成で最大7.0%相当です。初年度には年間利用100万円未満でも、所定条件を満たすと2.0%相当となる特典があります。2年目以降は前年の対象利用額で判定されます。エントリー、カード引落口座の三菱UFJ銀行設定、証券側の出金先指定口座を三菱UFJ銀行にするか、マネーコネクトの自動入出金を両方設定するなどが必要で、積立額は年間カード利用額に含まれません。毎月の積立上限は10万円です。

一方、カード公式ページの還元率表記は1グローバルポイント=5円相当で利用する場合が基準です。Ponta交換では1グローバルポイント=4 Pontaポイントとなるため、5円換算で7%相当のポイントをすべてこの比率で交換すれば、投資に回す価値は計算上5.6%相当になります。交換単位の端数は別です。最大7%をそのまま投資還元率として比較するのは避けたいところです。

出典:積立の適用条件/還元率の換算基準/Pontaへの交換レート

年会費を差し引くと、乗り換えに必要な差はいくらか

比較の基本は、年間実質メリット=実際に使えるポイント価値+実際に利用する特典価値−年会費−特典利用のための追加費用です。投資した後の将来利益は確定していないので足しません。入会特典も継続年の比較から分けます。

下表は、プラチナプリファードを解約して候補カードへ置き換える場合の計算です。「特典価値」は買い物・積立ポイントと旅行等の特典を含み、追加費用を差し引いた年会費控除前の価値とします。

候補年間実質メリットの式現在との年会費差年会費控除後に今より5万円有利になるために必要な、年会費控除前の価値の上積み
Marriott Bonvoy 通常年間のポイント・特典価値 − 34,100円+1,100円今のカードより51,100円以上
Marriott Bonvoy プレミアム年間のポイント・特典価値 − 82,500円+49,500円今のカードより99,500円以上
三菱UFJプラチナ・アメックス年間のポイント・特典価値 − 22,000円−11,000円今のカードより39,000円以上

計算は「必要な上積み=50,000円+候補年会費−33,000円」。年会費が安い三菱UFJでも、年会費差11,000円だけで僕の目安に届くわけではありません。一方、マリオットのプレミアムは、現在より高い年会費を上回る旅行・ポイント価値が必要です。

プラチナプリファードを残して追加する場合は別計算です。両方の年会費に加え、支払い分散によって継続特典や積立還元の条件を満たせなくなる影響も確認します。

年間500万円利用ならどう考える?条件を置いた計算例

ここからは僕の実績額ではなく、比較方法を示す仮定です。プラチナプリファードで年間500万円をすべて通常1%の対象として利用し、継続特典40,000ポイント、積立3%の条件を満たして月10万円を12か月積み立てた場合を考えます。

50,000+40,000+36,000−33,000=年間93,000円相当。Vポイントを1ポイント1円で評価し、特約店の上乗せ・入会特典等は除いています。積立120万円は買い物500万円と別枠で、各制度の算定期間・対象取引条件を満たす継続年の例です。

この例での候補今より5万円有利になる年間実質メリット必要な年会費控除前のポイント・特典価値(追加費用控除後)
Marriott Bonvoy 通常143,000円以上177,100円以上
Marriott Bonvoy プレミアム143,000円以上225,500円以上
三菱UFJプラチナ・アメックス143,000円以上165,000円以上

この金額は各カードで実際にもらえる金額ではなく、同じ支出・積立予算で乗り換え条件を満たすための必要水準です。利用先別の支出額、ホテル予約日、特典の使用回数が未確定なので、候補カードの実際の年間損益や順位は断定しません。

出典:三井住友カードの積立・継続特典条件/Vポイントの投資時の換算

旅行特典のメリット・デメリットを、今の生活に当てはめる

候補魅力に感じる点年会費控除後の評価で気をつけたい点
Marriott Bonvoy 通常ホテル特典を検討しつつ、プレミアムより年会費を抑えられる無料宿泊は年間250万円以上の利用と継続が条件。宿泊する予定がなければ価値を計上しにくい
Marriott Bonvoy プレミアム通常カードより多くのポイントが貯まり、無料宿泊の対象ポイント上限も高い。条件達成時の上級会員資格も候補年会費82,500円。無料宿泊の年間400万円利用、プラチナエリートの年間500万円利用は別の条件
三菱UFJプラチナ・アメックス年会費22,000円で、対象レストラン優待や空港ラウンジを検討できる。積立との接点もある食事優待は所定コース・大人2名以上。ひとりで使う旅行とは別に評価。ポイント投資には交換等が必要

マリオットの無料宿泊は、付与条件を満たして翌年度の年会費を支払った後の特典です。発行から1年間有効で、空室や必要ポイント数、追加料金にも左右されます。「最大75,000ポイント」を「75,000円の現金」として扱いません。既存会員には移行条件があるため、この記事は新たに入会を検討する場合の条件を中心にしています。

三菱UFJのプライオリティ・パスは国内外の空港ラウンジが対象で、公式案内では2026年12月から無料利用が年間10回までとなります。これから保有するなら、変更後も自分の利用回数に合うかを見ておきたいです。

出典:マリオット無料宿泊の条件/三菱UFJの旅行・食事特典と変更案内

僕が今、プラチナプリファードを使い続ける理由

旅行は好きです。いいホテルに安く泊まりたいですし、長距離便ならビジネスクラスも検討します。ただ、近場のアジアならLCCでも十分、というのが今の価値観です。マイルでフルサービスキャリアに乗ることを、最優先にはしていません。

現在は独身・一人暮らしで、資産を増やすことを重視しています。貯まったVポイントも、カード代金への充当より投資に回したい。その流れと、使い慣れたVpassの見やすさ、利用通知の便利さが、メインカードを続ける理由です。

ポイントで投資する方法だけが経済的に有利、と言いたいわけではありません。ポイントを生活費に使い、浮いた現金を投資する方法もあります。それでも僕には、ポイントを投資に回す使い方がしっくりきています。

将来、家族ができたり、資産形成の段階が変わったりして、ホテル滞在や旅行の体験をより重視するようになれば、選ぶカードも変わると思います。今のカードに固定するのではなく、年会費控除後の差、管理のしやすさ、今の生活で使う特典の3つを見て、その時に選び直したいです。

本記事の評価は筆者個人の利用方針です。ポイント投資にも価格変動による損失の可能性があります。申込み・切替え時は、リンク先の最新条件をご確認ください。

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